目先の利益をあげるだけではない、1000年続く企業を本気で作る税理士の冨永英里です。
時代に翻弄されない普遍的な会社経営の原理原則があります。
コロナ禍でも利益をあげられる会社経営のお話をしていきたいと思います。
中高年の犯罪は増えている!
最近、中高年の犯罪が増えています。下のグラフは、法務省令和2年犯罪白書による「刑法犯 検挙人員の年齢層別構成比の推移をみると、40歳以上で全体の半数を超えています。
自分の欲望を抑えられない大人が増えています。不名誉な上位を中高年が独占しています。。
「犯罪」となると大げさですが、日々の仕事の場面でも、自分の欲望をコントロールできず、怒りにまかせて部下を怒鳴ったりキツく叱ったりすることもあるでしょう。以前は鬼課長、鬼部長と悪口を言われただけかもしれませんが、今はパワハラとなる可能性が高くなり、会社側としても対策が必要です。
今回は「怒り」や「イライラ」というネガティブ感情を心理学で解決する方法、怒りのトリセツ(取扱説明書)をご紹介します。
論理療法
「論理療法」は、アメリカの臨床心理学者アルバート・エリスが1955年に提唱したものです。人の悩みは出来事そのものから生み出されるものではなく、出来事の「受け取り方」によって生じるもの。だから「受け取り方」を変えて悩みを解決しましょう、という心理療法です。
具体的には「ABC理論」を用います。
「ABC理論」とは、人の悩みを「出来事(Activating event、以下A)」と「固定観念(Belief、以下B)」、「結果(Consequence、以下C)」の3つに分けていきます。
例えば「部下に仕事を頼んだらその部下がミスをしました。そこで上司であるあなたは部下に怒っている」と想像してください。
この場合のAは、部下が仕事でミスしたこと、そしてCは、怒ったことです。私たちはAのミスからCの怒りが出たと考えがちですが、実はAとCとの間にBという固定観念が入っているのです。Bを入れたABCはこうなります。
A:部下が仕事でミスをした
B:部下は仕事を完璧にしなければならない
C:怒った。
でも、部下は常に仕事を完璧にやるべきなのでしょうか?
部下だって人間です。一度も失敗したことのない人間など存在しません。逆にミスから学ぶことで人は成長してきたという歴史的事実もあります。ここでBの考え方がずいぶん非合理的であることに気づきます。
MustからBetterへ
このような固定観念は「イラショナル・ビリーフ」と呼ばれ、「ねばならない(must)」がよく使われます。論理療法ではこのイラショナル・ビリーフを好ましい(better)観念である「ラショナル・ビリーフ」に変換していきます。
先の例を変換すると「部下は仕事を完璧にやるにこしたことはない」になります。変換の条件は「事実・論理性・ハッピー」。
論理療法は幸せになる療法
最後にこんなケースを。
売上が下がり落ち込んでいる社長さん。ABC理論では、Aは「前期比売上減」、Cは「落ち込んでいる」、Bは「会社は常に売上を増やしていかなければならない」。Bをラショナル・ビリーフに変換してみてください。
常識だと思っていたことが、実はイラショナル・ビリーフだと気づかされます。
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