今回は、「コネなしからの「初めて」の出版(後編)」です。
前編をまだ読んでいない方は、こちらをお読みください。
後編では、出版のチャンスを得るために私がやったことについてについてお話します。
私が本を出すためにやったことが、2つあります。
ひとつは
「本を書きたい!」
と周囲の人に言ったこと。
な~んだ、そんなことか!って思ったりしますか?
実はとても重要なことです。だって、本を書きたい!と思っていることが周囲に伝わっていないと、誰も声をかけてくれませんから。
私が声を大に言ったことで、出版社の社長を紹介してもらえるチャンスを得ました。そしてメルマガ企画の執筆者にもなることができました。
「本を書きたい!」と周囲に言いまくっていた頃、
「どうせできっこないでしょ」と笑っていた人も多かったのかもしれません。
でも・・・
私が本当に本を出したことで、笑っていた人は笑わなくなり、
「へえ~、たいしたもんだね」
と褒められました。
嬉しくて笑いはじめたのは私のほうでした。。。(^_^;
さて、本を出すために私がやっていたふたつめは、
雑誌の取材や原稿執筆を積極的に引き受けた
ことです。
当時取材が来たのは、懸賞雑誌と主婦向けの雑誌でした。どちらの雑誌も確定申告の特集があり、そこに税理士として登壇しました。
取材ってインタビューに答えて楽ちんと思いましたが、実はそれだけじゃないんです。できあがった原稿もチェックする必要があります。
イラストのチェックも時には必要です。
また、原稿の依頼も、いつ依頼が来るかわかりません。時には確定申告や決算など繁忙期に来ることもありましたが、忙しくても断らずに引き受けるようにしました。
いかがでしょうか。
●周囲の人に本を書きたいと言うこと。
●雑誌の取材や原稿執筆を積極的に引き受けたこと。
この2つを地道に行った結果、出版のチャンスに恵まれ、本が出版できました。
その後27冊になるまでには、まだやったことがあります。それはまたの機会にブログでお話しさせていただきます。
私の著書は、こちらで紹介しています。
<最近の出版について思うこと>
最近の出版をみてみると、以前より出版のハードルは低くなったように感じます。たまに著者の方に、
「この本の印税は?」
と質問してみることがあります。
すると
「一応商業出版だけど、印税はゼロなんです」
との回答を聞いたことがあります。(印税0円なら出版しないと断る著者もいると思いますから、そこはチャンスが広がります)
あるいは、自分で何千部かは買い取ることを約束した出版という声もききます。(買取があるなら出版しないと断る著者もいると思いますから、そこはチャンスが広がります)
更には、出版にかかる費用をこちらも一部負担する「共同出版」の形もあるとか。。。(出版費用を負担するなら出版しないと断る著者もいると思いますから、そこはチャンスが広がります)
そして。。。
何より電子書籍なら、出版社からのオファーすらなくても安価ですぐに作ることができます。
更に、巷には「出版プロデューサー」と言われる方々がいらっしゃいます。彼らは、出版企画書を出版社に送ってくれて交渉してくれたり、出版企画書の作成からサポートもします。
なんだか至れり尽くせり、ですね。
私が行った地道な道と最近の出版界をとりまく事情が相乗効果となり、出版のチャンスは思った以上に近い道かもしれません。
本を出したいと願っている人にとっては、いい時代が来たのではないかと思います。
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