1000年続く企業を本気で作る税理士の冨永英里です。
今回とりあげるテーマは「私が支払ルールを厳格にする理由」です。

私は、税理士報酬は契約通りきちんと支払期限を守って支払ってくださるようにお願いしています。
「えっ?そんなの当たり前じゃない?」
って思いましたか?
契約通り支払期限を守るのは当たり前の話ではあるのですが、実は過去の私は、そうではなかったのです。
税理士は、顧問先の現金や預金残高まで見ています。
資金繰りが厳しいときに「まずは税理士報酬を優先してください」とは、とても言いづらかったのです。
けれどもその結果、報酬が何か月も滞り、とうとう支払っていただけなかった──そんな経験が一度や二度ではありません。

ところがあるとき、私は大切なことに気づきました。
税理士報酬が遅れている会社は、他の支払も遅れている。
そして、不思議なことに、自社に入ってくるはずの入金までも遅れているのです。
心理学的にいうと、人は、相手の行動を無意識に真似てしまう傾向があるということが分かっています。
支払をきちんと守る会社とつながれば、自分も自然とそうなる。
逆に、支払にルーズな会社と関われば、その空気は周囲に伝染してしまう。
「支払の姿勢」は、取引先との間で映し鏡のように映り合うのです。
そして、もう一つ。
「マシュマロテスト」という有名な心理学の実験をご存じでしょうか。

子どもに「今すぐマシュマロを1つ食べる」か「少し待てば2つもらえる」かを選ばせたところ、待てた子どもは将来、学業や仕事で成果を出しやすい傾向があった、という研究です。
支払を先延ばしにする会社は、「目先の小さな利益」を優先してしまう心を持っています。
まさに“マシュマロをすぐ食べてしまう子ども”のようです。
手元のキャッシュを残す(1個目のマシュマロを食べてしまう)代わりに、
取引先からの信頼
スムーズな入金の安定
社員や取引先からの安心感
といった未来の大きな恵み(2個目のマシュマロ)を
失ってしまうのです。
このような実務での経験、そして心理学的見地を踏まえた上で、
私は、税理士報酬について「契約通りにお願いしますね」とお伝えします。
それは、自分の事務所のためというよりは、顧問先の会社が「信頼され、安心して入金される会社」への育っていってほしいと願っているからこそ。
経営は数字の積み重ねであると同時に、人と人との絆で成り立っています。
約束を守ることは、愛と絆を育むこと。

どうか支払の習慣を通じて、社長の会社がますます信頼され、愛される存在となりますように。
あなたも私と一緒に成功社長の道を歩んでいきませんか?
世界中が混沌として不安な世の中だからこそ、会社経営は、本質から考えることがとても重要になってきます。
あなたのお手伝いをさせていただけたなら光栄です。
まずは、ホームページからの「お問い合わせ」待っていますね。
あなたの会社の成功と幸せを心から祈っています。
税理士・心理カウンセラー
冨永英里
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