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セミナーで寸劇をする理由(前編)

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こんにちは。目先の利益をあげるだけではない、1000年続く企業を本気で作る税理士の冨永英里です。

私は、全国の商工会議所や、銀行などでセミナー講師をしています。世の中にはたくさんのセミナー講師がいますが、私はちょっと変わった講師です。変わっている点は、

セミナーの中に実務の現場でよくある場面を寸劇にしたスタイルを取り入れていること。
 
この手法、セミナーが断然わかりやすくなるし、楽しい!と評判をいただいています。

 
 
 
(寸劇「社員のモチベーションが上がる会社の作り方」より)

このスタイルがなぜ評判になっているのかは、百聞は一見にしかず、実際に見ていただければ実感できると思うのですが、見たことのない方にもどんな寸劇かを味わっていただけたらと思ったので、このブログで少しご紹介します。

一般的に、セミナーの時間は2時間か3時間。一方、人間が集中できる時間って15分くらいと言われています。15分しか集中できないのに2時間や3時間ずっと人の話を聞いているって、ハッキリ言って辛いです。それも「税金」とか「会計」とか「会社経営」とか、堅くて難しいテーマです。

そこで、なるべく飽きないようにする工夫を考えました。そのひとつが、実務の現場であったことを思い出しながら臨場感たっぷりに話すことです。

すると思ったとおり参加されている方々の食いつきようがすごいのです。そしてセミナーが終わったあと、「税金のセミナーっていつもつまらなくて眠くなるのですが、なんだか再現ドラマをみているようでとてもわかりやすく、かつ、楽しかったです。」という感想を何人もの方から寄せられたのです。

人間って褒められるとすぐ調子に乗ってしまうものです。

「もっと面白い演出はないだろうか?」と、考えはじめました。

そのときふとこんなことを思いついたのです。

「いっそのこと、本当に再現ドラマ化して脚本を作ってみたらどうだろう?」と。

 
 
実務家の私が書く再現ドラマなら、現場のナマの声が反映された「魂」の入った脚本を作ることができる!
 
寸劇はそんな想いから生まれたのです。

まずはたたき台の脚本を書きました。その後当時高校生だった息子に実際に音読してもらい、つっかかった言葉を書き換えます。さらには1回で内容を理解できるかどうかも確認し、理解しにくいときはストーリー展開を変更しながら推敲を重ねていきます。

寸劇の目的は、見ている人が「わかりやすいこと」そして「楽しいこと」です。その前提条件として、演じる人自身がわかりやすくて楽しいものであることを心に留め置きました。

脚本に演じる人が合わせるのではなく、演ずる人に合わせて脚本を作ります。更に臨場感を持たせるため、衣装や小道具、BGMも準備してドラマを盛り上げます。

できあがった脚本の登場人物には私の他、税金ソングの作曲家の先生、息子、友人などに頼んで、読み合わせを行い、それに合わせた紙芝居風の動画を作り、ひとつの作品に仕上げます。

 
実際のセミナーは、私ひとりだけが行くので、衣装、小道具、音源データ、脚本を持参し全国のセミナー会場に向かいます。

そして、役者はなんと現地調達!はじめて脚本をみて、ぶっつけ本番で演じていただきます。講義の途中で、セミナーの参加者の中から協力してくださる方を選びます。

打ち合わせは30秒!こうして即席劇団が誕生します。

 
果たしてうまくいくのだろうか?

そう疑問に思われた方もいらっしゃるでしょう。

後編では、実際に行った寸劇の模様をお話したいと思います。

税理士・なんちゃって脚本家&なんちゃって俳優(笑)

冨永英里

 
 
 
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