目先の利益をあげるだけではない、1000年続く企業を本気で作る税理士の冨永英里です。
時代に翻弄されない普遍的な会社経営の原理原則があります。
どんな時代でも利益をあげられる会社経営のお話をしていきたいと思います。
前回は、経営理念が浸透しない理由のひとつとして、社長が経営理念を覚えていなかったというお話をしました。
今日は、社員になぜ経営理念が浸透しないのか?についてのお話です。
経営理念を浸透させるためにやっていることのひとつとして社長さんにインタビューをすると、
「朝の会議で全員で経営理念を読んでいる」をよく聞きます。
しかし皆で読めば、経営理念が浸透するのでしょうか?
私はそうではないと考えています。
例えば、経営理念の中によく出てくる「利他の心」を例にとりあげてみます。
実は、利他の心を持つには、その前にしっかりした土台が必要だと私は思います。
その土台とは
「自己肯定感」
です。
自己肯定感とは、「自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって決まる感覚」のことです。
自己肯定感が高い人は、「ありのままの自分をかけがえのない存在として肯定的、好意的に受け止める」ことができます。
一方、自己肯定感が低いと、自分を肯定的、好意的に受け止めることができません。そんな人が、他人を肯定的、好意的に受け止めることなどできるはずもありません。
平成29年、国立青少年教育振興機構が「高校生の心と体の健康に関する意識調査報告―日本・米国・中国・韓国の比較―」として国際比較調査を実施しているのですが、実は日本人はとても自己肯定感が低いことが結果として出ています。
自己肯定感が低いと、自分に対して否定的、批判的なので、他者に対しても自分が自分に対して感じているように、否定的、批判的に見てしまう傾向が強くなります。すると相手の批判から自分を守ろうとして、保身的になりがち、時には攻撃的な行動にでる確率も高くなり、利他の心どころではありません。
ですから、社員の自己肯定感が低いままでは、経営理念の浸透は無理なのです。
まずは、社員の自己肯定感をあげて、働くための土台を作ることが先決なのです。
では自己肯定感をあげるにはどうすればいいのでしょうか?
安心してください。本来生まれながらにして自己肯定感が低い人はいません。
育つ環境や今までの人生経験によって自己肯定感が低くなっているだけです。
訓練すれば自己肯定感をあげることは可能なのです。
次回以降で、自己肯定感が上がるトレーニングについて紹介していきます。
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