目先の利益をあげるだけではない、1000年続く企業を本気で作る税理士の冨永英里です。
今回のテーマは、
「美空ひばり型経営からAKB型経営へ」
美空ひばりさん。。。
昭和を代表する歌謡界の女王です。美空ひばりさんという名前を出したのは、圧倒的なスター、圧倒的にカリスマ性のある経営者の例えとして、使わせていただきました。
なんとなく一度はそう呼ばれてみたい「あの人って、カリスマ性があるね」と―(笑)。でも、カリスマ経営は、昭和時代の経営手法です。カリスマ社長による経営では、一時的に売上を上げることができても、「継続的」に売上を上げることが難しい時代になりました。
これでは1000年続く会社どころか、一代も続かない会社になってしまいます(T_T)
平成・令和の時代は、美空ひばり型経営ではなく、断然、AKB型経営です。AKB型経営なら1000年続く会社ができあがる基礎作りが可能です。
AKBに美空ひばりさんレベルのカリスマ性のある人はいません。でも、ひとりひとりが個性を出し、ファンとの強い絆を大切にしています。結果、自分のファン、所属するAKBのファンを増やしていっています。
それと会社経営ってどうつながるのよ?
と思われた方もいらっしゃると思います。それをこれから説明しようと思います。
が、その前にひとつ共通言語として把握しておく考え方があります。
それは、日本社会における「成長社会」と「成熟社会」についてです。
成長社会とは、昭和の高度経済成長やバブル期に代表されるように、人口が増加し、労働力も消費も増える社会です。
キーワードは「みんな一緒」。
圧倒的なカリスマ経営者の強いリーダーシップの下、部下はみんな経営者に従います。経営者が右といったらみんなで右へ行き、経営者が左といったらみんなで左に行く。なのでその中で頭角を現すため、学歴社会、ナンバーワン競争という「競争」が生まれた社会でもありました。
一方、成熟社会は、平成や令和の時代のように、人口が減少し、技術発達と情報過多、マーケットが縮小していく社会です。インターネットで取得できる情報量が格段に増え、モノやサービスはあふれ、需要<供給の関係となりました。そして人の価値観も多様化。(例えば、結婚するかしないか、子供を産むか産まないか等)、夢もビジョンも個別化へ。
キーワードは「みんな別々」
モノやサービスが売れるためには、スペックが高いのは当たり前、いかに消費者の感情を動かし、購買意欲をかきたてるかがマーケティングの中心となっています。そんな成熟社会で売上を上げるための手法として、言われているのが次のような法則です。
・社員ひとりひとりが自己実現につながる環境を整えること。
・社員がイキイキと楽しく働くことが会社の利益に貢献する。
このような会社を作り上げることが成熟社会における社長の責務です。後編は、いよいよ「成長社会と成熟社会」と「美空ひばり型経営とAKB型経営」の関連を明らかにしていきます。
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