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成功する会社の作り方vol.2<資本金と法人住民税均等割>

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こんにちは。目先の利益をあげるだけではない、1000年続く企業を本気で作る税理士の冨永英里です。

今回は「成功する会社の作り方vol.2<資本金と節税>」についてです。
成功する会社の作り方vol.1をまだ読んでいない方は、こちらをお読みください。

 
拙著「トクする会社の作り方」をベースに、成功する会社の作り方としてバージョンアップして説明してきます。

 
 
 
会社を作る際の必須事項に「資本金」があります。

以前は最低資本金制度がありましたが、今はその制度は廃止され、1円からでも作ることができるようになりました。

会社を作るにあたり、資本金の額と税金で知っていたほうがよい税金のひとつは法人住民税均等割です。

法人住民税均等割は、黒字赤字に関係なく、事業所の数と資本金(等)と従業員の人数によって決まります。

例を示します。

例)東京都23区に1カ所の事業所をもっている場合、

従業員が50人以下、資本金(等)の額が1000万円以下の場合

均等割は年額7万円です。

※同じ条件で資本金(等)が1000万円を超えると均等割は年額18万円となります。

 
法人住民税均等割についての詳しい内容を知りたい方はこちら(東京都の場合ですが、東京都以外の場合でもだいたい同じです)

極端な例ですが、資本金(等)が101万円になると均等割は年額18万円になります。1万円の資本金(等)の差が11万円の差を生むことになります。

「トクする会社の作り方」の本では結論としてランニングコストがかからない会社を作るためには、資本金は1000万円以下に抑えたほうがよいと書いてあります。

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ここから先は本に書いていない部分です。

そもそも資本金とは、事業に投資するお金です。会社を作るときに本当は資本金にもっと投入できるお金があるのに、あえて1000万円に抑えて均等割を節税することが、会社経営の成功にとってベストな選択肢であるかどうか今一度考えてみてください。その節税、会社経営の成功の足を引っ張っていることになっていませんか?

節税のために会社経営の成功が遠のき、うまくいかないなんて本末転倒です。その場合は、節税よりも会社経営の成功を優先的に考えたほうがよいと思います。

私が相談を受けるときには、資本金と均等割についての技術的な話もしますが、それはあくまでも参考資料。重要なことは貴方がこの会社を通してどうありたいのか?どう成功していきたいのかを会社の「信条」「経営理念」「ビジョン」「ミッション」「経営戦略」などを一緒に掘り下げていきます。

深掘りすると会社経営が成功するためのベストな資本金の額が必ず見えてきます。

 
 
 
 会社の資本金は会社の器の土台です。
安易な節税より、会社経営の成功を優先した会社作りが会社経営の成功のカギとなります。
 
さあ、貴方も私と一緒に素晴らしい会社を作って、成功社長の仲間入りをしてみませんか?

 
 
 
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